| 技術研究組合 新情報処理開発機構 （ＲＷＣＰ：Real World Computing Partnership ） は、 1992年の組合発足以来１０年間にわたり、経済産業省
が主導する１０年計画の研究開発プロジェクトである リアルワールド・コンピューティング（ＲＷＣ）プロジェクト を実施し、 ２１世紀の情報ネットワーク社会の発展に貢献し得る数多くの新しい情報技術を開発・提供してまいりました。 |
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| 2002年１月31日、成功裡にＲＷＣプロジェクトの終結を迎えたことに伴い、技術研究組合 新情報処理開発機構 （ＲＷＣＰ） もその役割りを終え、
2002年３月末日に解散するはこびとなりました。 |
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| 本プロジェクトの研究開発成果につきましては、 昨年１０月に開催しました RWC2001 最終成果展示発表会 において多数の方々にその集大成を見ていただきましたが、
既に 実世界知能技術分野 における 情報統合、並列分散コンピューティング技術分野 における シームレス並列分散コンピューティング という情報技術の新しい流れを生み出してきており、
今後、情報産業で広く活用され、新しい情報社会と世界経済を切り拓く有効な技術として活かされていくことが期待されております。
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| 経済産業省に設置された本プロジェクトの評価委員会 （産業構造審議会 産業技術分科会 評価小委員会 ｢次世代情報処理基盤技術開発｣ 評価ワ－キンググループ
） においても、｢ 本プロジェクトは、 ほぼ適切に実施され、その研究成果としては世界的にも評価される研究成果が得られたことから、研究開発プロジェクトとして、
総じて成功を収めたと総括する。｣ という結論の評価報告書がまとめられ、高く評価されたものと理解しております。 |
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| この 技術研究組合 新情報処理開発機構 （ＲＷＣＰ） １０年史 は、 組合員 （ 国内１６企業、海外４研究機関 ） の分散研究室やつくば研究センタで生み出された多岐に渡る数多くの
研究開発成果 （第３章、第４章第３節、第５章等） を紹介するとともに、ＲＷＣプロジェクトの概要 （第１章）、１０年間にわたる 組合活動の沿革・トピックス
（第２章、第７章）、 各種資料 （第10章）などを取りまとめたものであります。これは、１０年間にわたる組合の活動を記録として残すことのみならず、
各研究テーマの研究開発成果について、ユーザーの発掘・獲得、実用化等ＲＷＣプロジェクト終了後の展開へつなげていくことをも狙ったものであります。
このＲＷＣＰ１０年史を多くの方々に読んでいただき、一つでも多くの研究開発成果が実用化につながっていくことを期待しております。 |
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| 最後に、ＲＷＣプロジェクトの実施をはじめ、ＲＷＣＰの１０年間にわたる活動に温かいご支援、ご協力をいただいた関係の皆様、 特に、ＲＷＣプロジェクトを主導された
経済産業省の関係部局の方々 、推進委員会の先生方 、組合員企業の運営会議・業務会議・研究会議のメンバーの方々 、数多くの研究成果をあげられた
研究者の方々 に、 組合事務局を代表して心から感謝申し上げます。このＲＷＣＰ１０年史が関係の皆様のお役に立ち、情報産業の発展、情報ネットワーク社会の発展に寄与することを心から祈念する次第であります。 |
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| ２００２年３月 |
| 技術研究組合 新情報処理開発機構 |
| 専務理事 竹田原昇司 |
| 常務理事 島田 潤一 |
