InterOpto'99報告－RWCプロジェクトにおける光インターコネクションのパネル展示－

当研究組合では、本年7月に開催された光産業の国際総合展「InterOpto'99」においてRWCプロジェクトの光インターコネクションパネル展示を実施しましたので、以下のとおり概要を報告します。

1.「InterOpto'99」（インターナショナルオプトエレクトロニクスショー'99）の概要
・会期：平成11年7月13日（火）～16日（金）　4日間
・会場：幕張メッセ　国際展示場
・出展社数：227社（国内140社、海外87社）
・参加者：77,597名
・主催・共催：財団法人光産業技術振興協会・日本工業新聞社


2. 光インターコネクション技術のパネル展示
・展示ブース：No.178（1小間3×3平方メートル）
・展示内容：RWCプロジェクト及び光インターコネクション技術の成果等のパネルによる紹介
＊RWCプロジェクトの概要（RWCPのパネル展示）
＊光インターコネクションの各研究テーマ（組合員企業8社のパネル展示）
（1）並列分散計算機システム（RHiNET）向け大容量光インタコネクト（光インターコネクション日立研究室）
（2）InGaAs3元基板上の1.3μｓ帯半導体レーザ～光インターコネクション用低電圧動作面発光レーザに向けて～（光インターコネクション富士通研究室）
（3）システムLSI向け光IPコア及び長波VCSEL（光インターコネクションNEC研究室）
（4）高密度光バス技術～装置間・装置内光インターコネクション～（光インターコネクション沖研究室）
（5）波長多重伝送用ファイバグレーティング半導体レーザ（光インターコネクション住電研究室）
（6）新構造スキュー低減型多芯高速伝送路（光インターコネクションフジクラ研究室）
（7）無調芯型面発光LDモジュール（光インターコネクション古河研究室）
（8）空間分割多重光インターコネクション（光インターコネクション日板研究室）
・概況：RWCブースの来場者は、4日間で約550名であった。今回のパネル展示では、昨年（初回）の反省に基づき、各研究室から分担してパネル説明員に登場していただき、来場者への説明、質問等のサービスを行った。また、パネル展示の装飾、照明等も斬新化した。
　　　　RWCプロジェクトでは、光インターコネクションが要素技術の一つとして重要視され、将来の「シームレス並列分散コンピューティングシステム」（多数のパソコンを接続した高速並列コンピュータ）の開発に必要不可欠となっている。