| 平成１３年１０月 |
| 経済産業省 商務情報政策局長 |
| 太田 信一郎 |
 経済産業省では、21世紀に求められる情報処理の基盤技術を確立するため、平成４年度から10年間の計画でリアルワールド・コンピューティング（ＲＷＣ）プロジェクトを 実施してまいりました。その最終年度である今年、これまでの本プロジェクトにおける技術開発成果を一堂に集め、産業技術として広く実用化を促進するため最終成果展示発表会を開催する ことになりました。
現在、我が国においては、産業や社会の構造改革が大きな課題となっておりますが、それを実現していくためには、情報通信技術（ＩＴ）が極めて重要な役割を果たすことは
言うまでもありません。こうした観点から、ＩＴ分野における技術革新を推進することは、社会経済活動に大きな変革をもたらすとともに、情報通信産業のみならず我が国の産業全体の国際
競争力の強化をもたらすことになり、極めて重要な政策課題であると認識しております。 |
こうした状況の中、本プロジェクトは、実世界知能技術と並列分散コンピューティングという、21世紀の初めにおいて情報処理分野の中核を担うことが期待される基盤技術を
開発してまいりました。これまでに多くの技術開発成果が得られ、そのなかには既に実用化されたものもあります。当省といたしましては、できるだけ多くの技術開発成果が産業技術として
実用化につながり、我が国の今後の経済・社会の発展に大きく貢献していくことを願っております。 |
最後に、本プロジェクトの実施及び本展示発表会の開催に多大な御尽力をいただいている技術研究組合 新情報処理開発機構をはじめ関係者の皆様に感謝申し上げるとともに、
できる限り多くの皆様に本展示発表会を御覧いただき、情報通信分野の産業技術の一層の発展に大いに役立てていただくことを強く期待しております。 |
